デニムの正しい洗濯方法|洗濯機での洗い方や干し方と色落ち防止術まで徹底解説

デニム

色落ちを防いで風合いを保つため、デニムを洗わないという人がいる一方、自分好みのデニムにしようと洗濯する人もいます。しかし、正しいデニムの洗い方を知っている人は少ないかもしれません。

今回は、デニムは洗濯しない方がいいという噂の真相やデニムの洗い方、生デニムを最初に洗うときの注意点、自分好みにカスタマイズするときのポイントなどを詳しくご紹介します。

 

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「デニムは洗濯しないほうがいい」は間違い!

「デニムは洗濯しない方がいい」という話をインターネットなどで見聞きした人も多いのではないでしょうか。しかし、それはビンテージものの高価なジーンズの場合だけ。風合いなどが現状と変わってしまうという理由から、「デニムは洗濯しないほうがいい」という考えも一理ありますが、一般的なデニムの場合は当てはまりません。

デニムを洗濯すべき理由

ビンテージジーンズでない限り、穴あきジーンズなどのデニムは洗濯して構いません。

デニムを洗わないでいると、汗や皮脂などの汚れが繊維に付着して嫌な臭いが発生しかねません。汚れがたまって臭いがするジーンズは不衛生な状態。それでも洗わないでいると落ちるはずの汚れが取れなくなり、皮脂などが繊維に入り込んで生地を傷める原因になってしまいます。

「洗濯しない → 汚れが付く → 臭くなる → 汚れが繊維に入り込み、生地が傷む → デニムがはけない」という一連の流れを断つためにも、デニムを洗濯することをおすすめします。

デニムを洗濯するタイミングと頻度

デニムは着用3~5回について1回の割合で洗濯するのがおすすめです。

汚れが特に気にならない場合は、5回に1回程度の洗濯で構いません。ただし、人気のストレッチデニムには化学繊維が使われており皮脂汚れに弱いため、3回着用ごとに1回程度洗濯してください。

お気に入りのデニムを長く愛用するためには、清潔に保つことが大切です。

 

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デニムの正しい洗濯方法

デニムを洗う際には洗濯表示を確認し、どのような洗い方が可能なのか確認することが大切です。一般的なデニムに付いている洗濯表示には、以下のようなものがあります。なお、桶の中に書かれている数字は水の温度で、上限が表示されています。

手桶に手が入っている表示は、洗濯機でなく、手洗いできることを表しています。

洗濯表示1

液温は40℃を限度とし、家庭用の洗濯機で洗濯できる。

洗濯表示2

液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる

洗濯表示4

液温は40℃を限度とし、手洗いができる

洗濯機と手洗いどちらでも可能な場合、色落ちは気にならないものの汚れを落としてさっぱりさせたい場合は洗濯機で、色落ちが気になる場合は手洗いで選択しましょう。

基本となるデニムの選択方法について、下記3つに分けてご紹介します。

  • 【前準備】デニムの洗濯前にやっておくこと
  • 【基本】デニムを洗濯機で洗う方法
  • 【基本】デニムを手洗いで洗う方法

【前準備】デニムの洗濯前にやっておくこと

デニムを洗濯する前には、デニムを長持ちさせるための前準備を行いましょう。

  • 洗濯表示を確認する
  • ボタンやファスナーは閉める
  • ロールアップは伸ばしておく
  • ジーンズを裏返す

まずは、洗濯表示で適した洗濯方法を確認しましょう。また、ボタンやファスナーを閉めるのも、ロールアップを伸ばしておくのも、型崩れを防止するため。ジーンズを裏返すのは、洗濯による摩擦のダメージを極力減らすためです。

【基本】デニムを洗濯機で洗う方法

デニムを洗濯機で洗う基本的な方法をご紹介します。

洗剤は、色落ち防止のため「おしゃれ着用洗剤」の使用がおすすめ。最近では、デニム用洗剤も市販されています。インターネットで「デニム用洗剤」「ジーンズ用洗剤」と検索してみてください。値段は少し高めですが、お気に入りのジーンズを洗濯したい人にぴったりです。

柔軟剤はなるべく使わないことをおすすめします。なぜなら、柔軟剤を使うとジーンズ表面の凸凹感がのっぺりとしてしまい、履き心地も色味も変わることがあるからです。濃い色のジーンズであるほど色落ちが激しくなるので注意してください。

〈洗う手順〉

  1. 裏返したジーンズを洗濯用ネットに入れる
  2. 表示に合った温度の水を入れる
  3. 洗剤を入れる
  4. 洗剤が解けてから洗濯ものを入れる
  5. 弱水流コースで洗う
  6. 洗濯用ネットに入れたまま脱水する(1分ぐらい)
  7. 裏返したまま干す

【基本】デニムを手洗いで洗う方法

デニムを手洗いする基本的な方法をご紹介します。

〈洗う手順〉

  1. 洗面器に水を貯める
  2. 洗剤を入れる
  3. 裏返したジーンズを入れる
  4. 弱水流で回す
  5. 20回ほど押し洗いをする
  6. しっかりすすぐ
  7. 洗濯用ネット入れて脱水を1分ぐらいする
  8. 裏返したまま干す

デニムの正しい干し方

デニムを干すときは、必ず裏返したまま陰干しをします。脱水後、すぐに形を整えて干しましょう。

乾燥機の使用は避けてください。熱で生地が痛んだり、縮んだりすることがあるからです。

干すときは、逆さにして筒状にするのがポイントです。吊り下げて干すことで乾きやすく、しわが伸びます。

〈干す手順〉

  1. 脱水後すぐ取り出す
  2. 全体的にしわを伸ばす
  3. 室内干しもしくは日陰干しにする
  4. 吊り下げて干す

自分好みに仕上げるためのデニム洗濯のポイント

デニムの仕上がりに求めるものは、人それぞれです。ここでは、自分好みに仕上げるためのデニム洗濯のポイントをご紹介します。

  • デニムの色落ち・色移りを防ぐ方法
  • デニムをわざと色落ちさせる方法
  • 縮みや緩みなどのサイズ感の調整方法
  • ダメージジーンズや生デニムなど特殊デニムを洗う方法

デニムの色落ち・色移りを防ぐ方法

色を保ちたい場合、水で洗うと色落ちを防げます。水温が高いとインディゴが溶け出しやすくなるため、色落ちを防ぐためにも水で手洗いするのがおすすめです。

他の衣類への色移りを防ぎたいなら、ジーンズ単体で洗濯してください。洗濯機で他の衣類と一緒に洗うと摩擦で色が落ち、どうしても色移りしてしまいます。水で手洗いしても良いでしょう。

デニムをわざと色落ちさせる方法

デニムをわざと色落ちさせたい場合には、ぬるま湯(3~40℃)を使用し、ジーンズを表向きにしたまま洗濯用ネットに入れずに洗います。インディゴはぬるま湯に溶けやすく摩擦に弱いので、注意してください。

また、インディゴは日光にも弱い特徴があるため、色落ちさせるためには日干しを行っても良いでしょう。ただし、直射日光は生地を傷めてしまうため、長時間干すのは避けてください。

縮みや緩みなどのサイズ感の調整方法

洗濯によるデニムの縮みを防止したい場合、洗濯する頻度を減らすのが効果的です。ジーンズを洗濯するとどうしても縮んでしまいがち。洗う頻度を調整することで、自分に合ったフィット感が楽しめます。

縮ませないためには、干し方も大切です。上下逆さにして吊り下げ、日陰干しあるいは室内干しをしてください。

また、洗った後の注意点として知っておきたいのが、乾燥機を使わないこと。ジーンズにはコットンが使用されているため、乾燥機を使ってジーンズを乾かすと極端な縮みを引き起こしてしまいかねません。ジーンズを乾かす際には乾燥機を使わず、陰干しして自然乾燥させましょう。、

緩いデニムを縮めたい場合には、洗濯する頻度を多めにすることで縮めることが可能。洗うときの水の温度も高くすると、さらに縮みます。40℃より高めのお湯で、洗剤を使わずに5分程度かけて手洗いするのがおすすめです。

ダメージジーンズや生デニムなど特殊デニムを洗う方法

ダメージジーンズや生デニム(リジットデニム)などの特殊デニムを洗う場合、風合いや質感にこだわりたいと思う人も少なくありません。

ダメージジーンズを洗濯する際には、裏返しにしてダメージ部分を内側に畳み、洗濯用ネットに入れて洗濯しましょう。干すときはハンガーを2本使い、力を分散させながら日陰干し、もしくは室内干ししてください。

生デニムは自分好みのジーンズに育てるのがだいご味です。最初にノリを落とすため水洗いした後、半年ぐらいは洗濯をしないで履きこなします。不衛生に思われるかもしれませんが、履くことで色落ちさせて質感を作り出すのです。2回目以降、色落ちさせたくない場合は手洗いで、色落ちが気にならない場合は洗濯機で洗ってください。

 

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まとめ

今回は、デニムの正しい洗い方についてご紹介しました。デニムは定期的に洗うのが基本ですが、色落ちや縮みを防ぎたいとき、わざと色落ちさせてカスタマイズしたいときなど、希望によって適した洗い方が異なるので注意が必要です。洗濯方法や干し方の違いによって個性的になっていくのがデニムの醍醐味。今回ご紹介した方法を参考にしていただき、上手に洗濯して自分好みのデニムになるよう長く履き続けてくださいね。

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