スーツのクリーニングの頻度・日数を解説!スーツを出す際の注意点について!

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スーツは、ビジネスパーソンの「戦闘服」です。テレワークで在宅勤務の時間が増えたとはいえ、仕事への気持ちをオンにするために、あえてスーツを着てパソコンに向かう人もいるほどです。このように、日常的に着こなしているスーツですが、スーツを清潔に保つためのクリーニングの頻度、出し方の注意点、値段などを正しく理解している会社員は、そんなに多くないのではないでしょうか。スーツクリーニングの頻度や日数、出し方の注意点などを、詳しく解説します。

スーツクリーニングの頻度

一口にスーツといっても、仕事用・礼服用があり、種類によって着用する頻度が変わります。また、季節によって、身に着けるスーツの素材や風合いも異なるので、クリーニングに出す頻度も違ってきます。

仕事用スーツは毎日着るものなので、クリーニングには気を配りますが、礼服用スーツは年に何回も着る機会は少ないため、お手入れがぞんざいになることもあります。そのため、1回着ただけで、洋服ダンスにしまい込み、久しぶりに出したら、カビがびっしりと付いていた、という残念なことにもなりかねません。仕事用スーツと礼服用スーツに分けて、スーツクリーニングの頻度を、見ていきましょう。

  • 仕事用スーツ
  • 礼服用スーツ

仕事用スーツ

仕事用スーツのクリーニング頻度は、季節によって大きく異なります。春夏と秋冬で、着るスーツの素材などが異なるものも多いですが、一般的に、夏場の方が、冬に比べてクリーニングに出す頻度が多くなります。さらに、外回りの多い営業職なのか、エアコンの効いた室内での事務職なのかによっても、クリーニング頻度は変わります。また、汗をかく量によって、スーツをクリーニングに出す頻度も変わってきます。

春夏用スーツ

春夏用のスーツの生地は、薄く、織り方が粗く、軽いのが特徴で、サマーウールやリネン(麻の一種)といった、通気性が良く、見た目も涼しげな素材でできています。春夏用スーツは、背中部分の裏地がない「背抜き」が主流となっています。汗をかけばかくほど、汚れや臭いがスーツに蓄積してしまうため、春夏用スーツは最低でも「2週間に1回」くらいの頻度でクリーニングに出すのがおすすめです。

汗や湿気を吸い取り、素早く乾燥する化学繊維の夏用スーツは、汚れが繁殖しやすいため、クリーニングにはこまめに出しましょう。

秋冬用スーツ

秋冬用スーツは、生地が厚く、きめ細かい織り方で重いのが特徴で、ウール(羊毛)などの素材でできています。秋冬用スーツは、内側全てに裏地がある「総裏」が多く、汚れや湿気などから表地を守り、役割を果たしてくれるため、秋冬用スーツは「1シーズンに1回」くらいの頻度でクリーニングに出すのがおすすめです。

夏場と比べると、そんなに汗をかかないため、クリーニングの頻度は低くなるように思われますが、雨や雪、ホコリなど、目に見えない汚れが付着していることもあります。スーツは、ビジネスの大切な「戦闘服」です。気を抜くことがないように、丁寧に取り扱いましょう。

礼服用スーツ

1回でも着用した礼服用スーツは、その都度、クリーニングに出すようにしてください。

礼服用スーツは黒色のため、パッと見ただけは汚れていないように思えるかもしれませんが、汗や皮脂などの汚れは付着しています。1回分のクリーニング代を節約して、そのまま保管したのはいいけれど、次に必要になったときに洋服ダンスから出してみるとカビだらけで、カビ取りも合わせた高額のクリーニング代を支払う羽目になってしまった、なんてことにはならないよう、気をつけてください。

スーツクリーニングの種類

スーツの洗い方には、大きく分けて、ドライクリーニングとウェットクリーニングの2種類の方法があります。ドライクリーニングは、水の代わりに油を原料にした特殊な溶剤を使って、スーツへのダメージを抑えながら洗う方法です。汗抜きクリーニングは、ドライクリーニングの一種で、文字通り汗抜きをする方法です。ウェットクリーニングは、ドライクリーニングで落ちないものを水洗いする方法です。以下、詳しく見ていきましょう。

  • ドライクリーニング
  • 汗抜きクリーニング
  • ウェットクリーニング

ドライクリーニング

ドライクリーニングは、水で洗うと形崩れをしたり、縮んだり、色落ちしたりする衣類を洗うために1800年頃にフランスで開発された洗浄方法です。ドライクリーニングで取り除くことができるのは、油汚れ、皮脂、すす、ホコリ、口紅、ファンデーション、ボールペン、ガムなどの汚れです。ウールのコートやスーツ、カシミヤのセーター、シルクのドレスなどもドライクリーニングに適しており、「衣類にやさしい洗い方」といわれています。

ドライクリーニングは、油汚れに強い反面、汗、果汁、しょうゆ、清涼飲料水、アルコールなどの水溶性の汚れを完璧に落とせないのが難点です。

汗抜きクリーニング

汗抜きクリーニングは、ドライクリーニングの一種で、ドライクリーニングの溶剤の中に、汗抜き用の特殊な溶剤と水分を、一定量加えて洗う方法です。水洗いすると縮んだり、色落ちしたり、形崩れする衣料に対して、あえて水洗いするとあって、クリーニング屋の高度な技術が必要となります。

ドライクリーニングは、油汚れに強く、汗などの汚れは完璧に落とすことはできませんが、補足的に汗抜きクリーニングを行うことで、約60~70%の汗汚れを落とすことができます。

汗抜きクリーニングを行うことで、汗による染みや黄ばみ、悪臭、繊維の劣化などを防ぐことができ、スーツや制服などの大切な衣類を、長く快適に着続けることができます。

ウェットクリーニング

ウェットクリーニングは、ドライクリーニングだけでは落ちにくい汗、しょうゆ、食べこぼしの汚れを、縮みや形崩れを起さないように、特殊な洗剤を使って水洗いする方法です。

衣類に染み込んだ汗、コーヒー、しょうゆなど、水溶性の汚れは90%以上落とせますが、洗わずにそのまま保管した結果できてしまう黄色く変色した汗染みは、ウェットクリーニングの洗いのみでは十分取り切れないのが難点です。

スーツクリーニングの出し方の注意点

大切なスーツをクリーニングに出すときのポイントは、以下の4つです。間違った出し方をすると、「汚れや汗の臭いが落ちていない」など、残念な仕上がりになることもあります。生地の特性や留意点など、クリーニング店に事前に知らせたいことがある場合は、衣類ごとにメモをして渡すのもいいでしょう。

  • ジャケット・ズボンはセットで出す
  • ポケット内に装飾品が入ってないか確認する
  • 汚れがある部分を伝える
  • 洗濯表示をチェックする

ジャケット・ズボンはセットで出す

スーツのジャケットとズボンは、必ずセットでクリーニングに出しましょう。上下別々にクリーニングに出してしまうと、洗浄や乾燥の工程によって、色が落ちたり、風合いが変化したりする場合があります。

スーツは、ビジネスパーソンの「顔」でもあります。見た目の印象で「できる」人かどうか判断されることもあり、例えば、色がちぐはぐなスーツを着て外回りに出かけると、第一印象が悪くなることもあります。特に女性は、微妙な色の変化に敏感です。見た目で損をしないためにも、上下セットでクリーニングに出しましょう。

ポケット内に装飾品が入ってないか確認する

ポケットの中に、腕時計や結婚指輪、ブレスレットなどの装飾品が入っていないかを、事前に確認しましょう。ポケットの中は、クリーニング店でチェックされない場合があります。装飾品が入ったままだと、洗浄や乾燥の工程で、装飾品に傷が付いてしまうことがあります。

クリーニング店にスーツを出すときは、ズボンのポケットを引っ張り出してみる、ジャケットのポケットを一度叩いて、何か入っていないか確認するなどを習慣づけることで、装飾品の出し忘れを防ぐことができます。

汚れがある部分を伝える

染みや汚れがある位置は、必ずクリーニング店のスタッフに伝えましょう。汚れのある部分を伝えずに出すと、汚れが取れず、再度依頼することになってしまう可能性があります。トラブルにならないためにも、染みや汚れを口頭で述べる、もしくは、汚れの位置を記したメモを預けるなどの対策を行ってください。

さらに、スーツの素材によって洗い方が異なることもあるため、デリケートな生地や高級スーツは、事前に伝えておきましょう。「はっ水加工や防水加工をしてもらいたい」など、クリーニング店にお願いしたいことがあるときにも、衣類ごとにメモをして、お店に預けるようにしましょう。

洗濯表示をチェックする

洗濯表示をチェックすると、クリーニング店での対応がスムーズになります。衣類には「洗濯表示(取り扱い表示)」があり、洗濯するときの全ての注意事項が記載されています。大切なスーツなので、まずは自分で洗濯表示を確認し、どのようなクリーニング方法が適しているのかをチェックしましょう。

スーツクリーニングの値段の相場

クリーニング店は、チェーン店、個人店、宅配クリーニング店の3つの形態に分けられています。スーツ1着のクリーニングの値段は、店舗ごとに異なり、消費者にとって分かりづらくなっているのが実情です。

クリーニング料金には、クリーニングの技術や手間の費用だけでなく、店舗の賃料、人件費、配達にかかる車のガソリン代といった経費も踏まえて、料金に反映されています。店舗の形態ごとの特徴と、スーツクリーニングの値段の相場を、見ていきましょう。

  • チェーン店
  • 個人店
  • 宅配クリーニング店

チェーン店

チェーン店でのスーツクリーニングの値段の相場は、約1000円です。

チェーン店は、店頭で受付と衣類の受け渡しだけを行い、クリーニング処理は別の工場で行っています。自分の店舗でクリーニング設備を用意したり、クリーニング技術を磨いたりする必要がないため、料金が比較的安く抑えられています。

個人店

個人店の相場は、約2000~3000円です。

個人店は、自分の店舗にクリーニング設備があり、自らの技術でクリーニング処理を行っています。チェーン店のどの店舗も、品質が平均的なのに対し、個人店の経営者は、さまざまな勉強会に参加して、自己の技術を磨いたり、新しい洗剤や染み抜きのテクニックを研究したりしています。こだわりの職人の店舗も、個人店に多いのが特徴です。

宅配クリーニング店

宅配クリーニングの相場は、約2000円前後です。

宅配クリーニングは、最近話題になっているクリーニング店の形態です。インターネットで受付を行い、宅配便業者が自宅へ品物を引き取りに来て、提携しているクリーニング工場へ送り、クリーニング処理した後、自宅に届けるしくみです。

24時間インターネットで受付ができ、自宅から出ずにクリーニングが完結するのが特徴です。チェーン店に比べると割高ですが、わざわざ時間を見つけて店舗に取りに行く必要がないため、「クリーニング店の営業時間内にスーツを持って行けない」「クリーニングに出したいけれど、近くに店舗がない」といったビジネスパーソンにはおすすめです。

スーツクリーニングが仕上がるまでの日数

スーツの状態にもよりますが、早い店舗だと1~2日間で、スーツクリーニングが仕上がります。最短で即日受け取りが可能なところもありますが、必ず即日受け取れるというわけではなく、店舗によって「午前何時までに持ち込むと、夕方以降に受け取れる」などといった条件があるため、しっかり確認しておきましょう。

通常のドライクリーニングは、約2~3日程度、ウェットクリーニングなどの特殊なクリーニングの場合は、1週間程度かかることもあります。また、クリーニングの期間は、店舗によって日数が異なることも知っておいてください。

スーツは自宅でも洗濯可能?

ほとんどのスーツには、「ドライクリーニングマーク」が付いているはずです。「ドライクリーニングマーク」は、「ドライクリーニングをしても大丈夫ですよ」という意味なので、洗濯するときは「絶対にドライクリーニングをしなければならない」ということではありません。さらに、「ドライクリーニングマーク」に加えて「水洗い可マーク」があれば、自宅でクリーニングすることができます。

洗濯表示に「水洗い可」と表示されているスーツや、ウォッシャブルスーツなどは、きれいにたたんで、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着用の中性洗剤での押し洗いや、弱水流コースのある洗濯機で洗ってください。

洗濯終了後は、スーツを手で絞らないようにしましょう。きつく絞ると、繊維が縮み、固くなってしまう恐れがあります。洗濯機で20~30秒脱水した後、形を整えてから、陰干しします。

しかし、色落ちや形崩れ、しわなどができやすくなるため、自宅でスーツを洗濯することは、あまりおすすめできません。カシミヤ、シルク、高級素材のスーツは、自宅で洗濯すると、生地が傷み、しわなどができる可能性が高いため、必ずクリーニングに出すようにしましょう。

まとめ

宅配クリーニング「ラクリ」は、24時間インターネットで受け付け、自宅に居ながらスーツクリーニングが完結します。お届け日時が指定でき、毛玉取りやほつれ直しも無料です。さらに、シーズンの終わりには、管理の行き届いた専用倉庫で10カ月間、保管してくれます。

ビジネスパーソンのスーツは、清潔感があり、仕上がりがパリッとしていると、見た目にも良い印象を与えます。スーツクリーニングの頻度や、出し方の注意点などの知識を身につけ、大切なスーツをより長く快適に着こなしましょう。

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