コートは通年着続ける衣類ではありませんが、毎年クリーニングに出して適切にメンテナンスすることが重要です。コートを長く着れるポイントとなるクリーニングの頻度や注意点をお伝えします。クリーニングの種類や料金相場も説明するので、お気に入りのコートをきれいな状態で愛用するために是非参考にしてください。
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コートのクリーニングの値段相場
コートをクリーニングに依頼する場合、以下の2つのタイプのサービスを利用するケースが想定されます。
- 店舗型
- 宅配型
店舗型は地域の店舗に衣類を持ち込んでその場でクリーニングを依頼でき、宅配型は自宅でクリーニングの依頼や受け取りが済み、さらに仕上がり後の衣類を保管してもらうことも可能です。それぞれに特徴やメリットがあるため、各自の都合により適切なサービスを選びましょう。
店舗型のクリーニング店を利用した場合
コートのクリーニングを店舗に依頼する場合、料金は1000～2000円台が想定されます。ただしダウンコートだと3000～4000円、毛皮コートは10000～1万5000円、革コートは1万円程度と、素材によって異なります。
店舗にクリーニングを依頼する際は直接衣類を持ち込んで料金を支払い、仕上がったら再度受け取りに行くという流れになります。シミや目立つ汚れなど、気になるポイントについて店員に実際に見てもらいながら直接相談できるという安心感が得られるメリットがあります。またクリーニングを依頼してから即日～2日後と、比較的早い時期に受け取ることもできます。ただし素材によっては日数がさらにかかるケースも想定されます。
宅配型のクリーニング店を利用した場合
宅配型でコートクリーニングを利用すると料金は1000～2000円台が想定されます。ほかに5点で7000～1万円、10点で8500～1万5000円といったコース料金が設定されている場合もあります。
別途送料がかかるケースや、コートの素材によっては追加料金がかかったり受け付けていなかったりするケースも考えられるため事前に確認が必要な場合もあります。受け取りまでは3、4日～1カ月と、店舗を利用するケースに比べると日数がかかります。
宅配型クリーニングは依頼、受け取りいずれも自宅で済ませることができるため店舗に出向く手間が省ける点がメリットです。依頼した日に集配キットなどに詰め込んで集配担当者に渡し、仕上がり後の衣類は指定した日時に自宅で受け取る流れになります。インターネットを使えば24時間いつでも依頼が可能で、受け取りも都合の良い日時を指定できるため利便性は高いです。
コートの染み抜きの値段相場
コートに染みがついている場合、染み抜きを依頼する必要があります。多くのクリーニング業者は染み抜きサービスを無料としていますが、有料のケースもあります。
例えば通常の染み抜きでは取れないシミも大幅に解決できる「ロイヤル仕上げ」サービスをうたっているルビーでは、コートのロイヤル仕上げを依頼すると料金に970円が加算されます。ほかにも染み抜きで追加料金が発生する業者の場合、500～1000円程度の設定もあれば、程度によっては5000円以上かかるケースもあり、価格の幅は広いです。
クリーニングの頻度
主に秋冬に活躍するコートのクリーニングは、シーズン中とシーズン終了後に1回くらいずつ利用するのが適切です。外気に触れやすいコートはホコリや花粉、菌などが付着して汚れやすく、皮脂などを付けたままにしてしまうと生地の傷みを進行させてしまいます。シミや汚れがあるときや、長期収納するシーズンオフのタイミングでクリーニングに出すことで長く着用することができます。
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クリーニングに出すときの注意点
コートをクリーニングに出す際には、以下の点を頭に入れておいた方が良いでしょう。
- 汚れがついている場合、返却に日数を要する場合がある
- 付属品があると追加料金が発生する可能性も
- コートのクリーニングに安くなる時期がある
汚れの有無を確認
クリーニング前に目立つ汚れや傷みがないかどうか、確認しましょう。気になる部分があれば事前に店側に説明して適切な処理をしてもらえるかどうか、相談しておくことが重要です。汚れが付いていると返却日数がかかったり追加料金が発生してしまったりする可能性もあるので、事前に生地の状態などをしっかりとチェックしてからクリーニングに出すようにしましょう。
付属品がないか確認
フードやベルトなどの付属品が付いたままでクリーニングを出してしまうと、付属品のクリーニング代として別料金がかかります。付属品までクリーニングする必要がない場合、事前に取り外しておくことで追加料金や紛失トラブルを避けられます。
コートのクリーニングに安くなる時期がある
コートのクリーニングはシーズン終わりの3、4月ごろの利用が多いため、オーダーが少なくなる4月以降になると料金が安くなる店舗もあります。少しでもお手ごろ価格でクリーニングしたい場合は、料金が安くなる時期や店舗を調べた上で利用を検討してみるのも良いでしょう。
受け取ったあとのポイント
クリーニング仕上がり後にも、確認をしておいた方が良いポイントがあります。クリーニングした衣類を受け取った後は、以下に注意しましょう。
- クリーニングにミスがないか
- コートにかかっているビニールは外す
「せっかくクリーニングしたのに汚れや傷が目立っている」「クリーニングして収納した衣類を取り出したらカビが生えていた」といった事態を招かないためにも、忘れないようにしましょう。
クリーニングにミスがないか
クリーニングによって汚れが落ちているかどうか、クリーニング前にはなかった傷などができていないかどうかを確認しましょう。もしも汚れが落ちていなかったり傷などを発見したりした場合、直ちに店舗に連絡してください。保証が有効な期間が設定されている場合もあるので、できるだけ早く相談しましょう。
コートにかかっているビニールは外す
クリーニング後のコートにかかっているビニールは運搬時の汚れを防ぐ役割がありますが、通気性が悪いためコートをクローゼットなどに保管する際には外しておきましょう。ビニールをそのままかけ続けた状態にしていると、カビの発生につながる恐れがあります。
保管の際には通気性の良い不織布のカバーをかけることをおすすめします。防虫剤を取り付けると、虫食いも防げるためより良いでしょう。
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まとめ
コートはクリーニングでしっかりとお手入れして適切に保管すると長持ちしやすくなります。冬のコーデのポイントにもなるコートを大切に扱う手段として、在宅で利用できる宅配や気になる染みをしっかりとケアするサービスなど、それぞれのニーズを満たす業者を選んでクリーニングを活用しましょう。
