鞄のカビ取り方法とクリーニング料金相場【革・ナイロン・布】

お気に入りの鞄にカビが生えてしまったらショックですよね。そんな時には、クリーニングに出してカビ取りすることをおすすめします。また、軽度のカビであれば、自宅で落とすことも可能です。

この記事では鞄のクリーニングについて、料金やメニューなど詳しく解説していきます。最後にご自宅でできる鞄のカビ取り方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

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鞄のカビ取りクリーニング料金

鞄のカビ取りをクリーニング業者に依頼する料金は、店舗により幅があります。さらに、バッグの素材によっても値段は変動します。

革の鞄の場合、A4がすっぽり入るサイズで10,000円〜15,000円が相場です。布地のバックは革より安く7,000円前後が相場です。エナメルバッグは革より高いことが多く、相場は20,000円前後となります。店によっても値段が大きく変わり、高級バッグを専門で取り扱う店舗では基本料金は高くなります。

カビ取りがクリーニングとは別料金で設定されている場合は2,000〜3,000円が相場です。鞄のサイズによっても料金は変わってきます。

また、鞄のクリーニング業者のスタイルは、店舗型クリーニング店か宅配型クリーニング店にわかれます。ここから、店舗スタイル別で料金を詳しく紹介します。

店舗型クリーニング

店舗型のクリーニング店は、洋服のクリーニング店と同じように利用者が鞄を持ち込む営業スタイルです。発送の手間がかからないので、手軽に利用できます。

鞄のサイズが大きくなると料金も上がるので、実際にクリーニングに出すときはその場で見積もりをしてもらいましょう。

宅配型クリーニング

宅配型のクリーニングは店舗を持たず、利用者が宅配便で業者まで鞄を送る営業スタイルです。宅配型クリーニングは地域に関わらず利用できるので、選択肢の幅が広がります。

 

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鞄のクリーニングメニュー

鞄のクリーニングとは通常、専用の洗剤を使用して水洗いし、汚れを落とすことを意味します。特に革製品には強い洗剤を使用すると痛んだり変色したりするリスクがあるため、クリーニングは技術が必要とされます。

また、基本のクリーニングに加えてオプションとして以下のメニューが用意されている店が多いです。

  • 防カビ加工
  • 補色

それぞれどんな内容なのか、オプションについて説明します。

防カビ加工

防カビ加工はカビから鞄を守るメニューです。クリーニングの仕上げに防カビ剤の入ったコーティングをすることで、カビの発生を防ぎます。

防カビ加工とは別で「撥水加工」というオプションが設定されている場合もありますが、こちらは水や汚れを弾くコーティングのことです。撥水加工でも、ある程度はカビの発生を防ぐことができます。

防カビ加工も撥水加工も、料金の相場は2,000〜3,000円ほどです。一度カビが生えてしまいクリーニングに出す場合、同じような状態にならないようこのようなオプションを利用することをおすすめします。特に日本の夏場は高温多湿になり鞄にカビが発生しやすいため、夏になる前に一度クリーニングに出して防カビ加工をしてもらっておくと安心です。

補色

革製品のクリーニング店では、補色というメニューも用意されています。

補色とは色の剥げた部分やクリーニングで落ちないシミを、上から色を重ねて隠す加工のことです。カビが生えた鞄はカビを落としてもカビのシミが残ってしまう場合がありますので、補色もセットで行うことで鞄をキレイな状態に戻せます。

シミや色の剥げは部分的な補色で対応できいますが、全体的に色褪せてしまった鞄をキレイにするには全体の補色を行わなければいけません。

部分的な補色は5,000円前後、全体の補色は6,000〜8,000円ほどが相場です。

鞄のクリーニングにかかる時間

鞄のクリーニングにかかる期間は2週間〜1ヶ月前後が一般的です。

素材やオプション内容によっても、かかる時間が変わってきます。店によっては2ヶ月ほどかかることもあるため、クリーニングに出す前には必ずいつ戻ってくるかを確認してください。宅配型クリーニングはクリーニングの前後で宅配される時間もかかるので、急いでいる際には店舗型を選ぶことをおすすめします。

洋服のように即日仕上げが難しいため、鞄を使う予定があるのなら余裕を持ってクリーニングに出しましょう。

鞄のクリーニングの注意点

鞄をクリーニングに出す場合は、素材によって業者を選びましょう。スエード、パイソン、クロコダイルなどの特殊な革は取り扱っていない店舗も多いため、店を選ぶ際には注意が必要です。

また、カビによって発生したシミはカビ取りでは消えません。鞄を使う予定があってクリーニングに出したのに、戻ってきたらシミが残っていて使えなかったということにならないようにしましょう。落ちないシミがあった場合は、補色を施してもらうよう事前に相談しておくことをおすすめします。

鞄のカビ取り方法

鞄を使おうと思った時にカビが生えていた場合、クリーニングに出している時間はありませんよね。また、クリーニングに費用をかけたくないという方もいるでしょう。

軽度なカビなら自宅ですぐに落とすことができますので、時間や費用をかけられない場合はご自身でカビを落としましょう。

お手入れの方法は素材によって異なります。ここから、革、ナイロン、布の素材ごとにお手入れの方法を紹介します。

革のバッグのカビ取りをする場合、以下のものを用意します。

  • 除菌シートまたは消毒液
  • 革用クリーナー
  • 革用クリーム
  • クロス×3枚

次の手順でお手入れします。

  • 除菌シートまたは除菌スプレーを染み込ませた布で、カビを拭き取る
  • 革用クリーナーをクロスにつけて全体に塗り込む
  • 革用クリームをクロスにつけて全体に塗り込む
  • 日陰でよく乾かす
  • クロスで乾拭きする

革はアルコールで変色することがあるため、除菌シートや消毒液は鞄の目立たないところに少しだけ使用して変色しないことを確認してから作業を開始してください。拭き取りを行った時点でカビは落ちますが、除菌成分が鞄を痛めてしまうので革用クリームでしっかり油分と水分を補ってあげましょう。

ナイロン

ナイロン素材のバッグのカビ取りをする場合、以下のものを用意します。

  • 歯ブラシ
  • アルコール消毒液
  • 布×2枚

次の手順でお手入れします。

  • まずは歯ブラシでカビを払い落とす
  • アルコール消毒液を染み込ませた布で全体を拭く
  • 濡らして硬く絞った布で全体を拭く
  • 天日でよく乾かす

ナイロンは革よりは痛みにくい素材ですが、色落ちする可能性もあります。そのため目立たない部分で消毒液を使ってみて、色落ちしないことを確認してから作業します。

カビが酷いときには、繊維の中まで殺菌する必要があります。その場合、紹介した手順ではなく酸素系漂白剤を溶かしたぬるま湯につけ置きして、天日干ししましょう。

布バッグのカビ取りをする場合、以下のものを用意します。

  • 中性洗剤
  • 布×2枚
  • 歯ブラシ

次の手順でお手入れします。

  • ぬるま湯に中性洗剤を溶かす
  • 薄めた洗剤を染み込ませた布で軽く叩くようにカビを拭き取る
  • 繊維に入ったカビは歯ブラシで掻き出す
  • 乾いた布で洗剤をよく拭き取る
  • 日陰でよく乾かす

布バッグはつい洗濯機で丸洗いしたくなりますが、洗濯機ではカビはなかなか落ちません。また鞄がヨレヨレになってしまうため、手でカビ取りを行いましょう。洗剤が布に残ると変色する恐れがあるので、最後によく拭き取ることがコツです。

 

宅配クリーニング「ラクリ」

インターネットからクリーニングを注文し、宅配便で衣類の発送や受け取りができるサービス。パック料金なので全品ダウンジャケット・ブランド衣類でも追加料金なしでお得にクリーニングが可能!

 

まとめ

クリーニング店での鞄のカビ取りは、クリーニング料金に含まれている店と別料金になる店があります。カビを取った後にシミが残る場合は、さらに補色のオプションも必要となります。鞄の素材や大きさ、店舗によって費用は変動しますので、しっかり調べてからクリーニングに出しましょう。

軽度のカビであれば、自宅で落とすことも可能です。記事では革、ナイロン、布の3つの素材別にカビの落とし方を紹介しましたので、ぜひ実践してみてください。

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